人間並み
にんげんなみ
形容動詞名詞
標準
the common run of people
文例 · 用例
たとえ、人間世界の馴染の染物屋でさえ、時には約束に遅れることもあるのですから、まして何千人何万人のお得意を持っている忙しい仏、菩薩なら、こういう人間並みの注文は勝手違いで、いよいよ後廻しにされるかも知れません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
「暗くて寒いことあ今始まったこっちゃないや、おまけに風呂だってありゃしない、これでもおれらは、人間並みは、人間並みなのかい」と藤原が後ろから、燃えるような毒舌を打っつけた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
私もまた人間の一人として、人間並みにこの時個性と顔を見合わしたに過ぎない。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
童貞で無経験で恋の戯れにはなんのおもしろみもなさそうな古藤、木村に対してといわず、友だちに対して堅苦しい義務観念の強い古藤、そういう男に対して葉子は今までなんの興味をも感じなかったばかりか、働きのない没情漢と見限って、口先ばかりで人間並みのあしらいをしていたのだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
人間並みに見られないおれたちが人間並みに振る舞っていてたまるかい。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
」「で、で、出るよ、出るよ、このとおりりっぱに出るが、だんながああおっしゃるんだから、青葉見物とやらに行ったらいいじゃねえかよ」「ちぇッ、こいつ、おまえの目は夜が夜中でも青葉が見えるかしらねえが、おらの目はこう見えたって人間並みにまっとうなんだぜ。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
……己頭から人間並みの待遇はしねえんだからね。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
先ア何しろ此の態では可哀相だ、救い出して人間並みの待遇を受ける事に仕て遣り度い。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
作例 · 標準
彼はまだ若いのに、人間並みの洞察力と判断力を持っている。
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その犬は、まるで人間並みに賢く、飼い主の言葉を理解しているようだった。
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「最近のAIって、もう人間並みの会話ができるから驚きだよ。」
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