浜菜
はまな異読 ハマナ
名詞
標準
sea kale (Crambe maritima)
文例 · 用例
岩菊、浜菜、もるちの花叢、藜に茅萱、 黄だ、黄だ、黄だ、緑だ、金だ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
……その波のいやしく/\に、わぎも子に恋ひつゝ来れば、あごの海の荒磯の上に、浜菜つむ海部処女等が、纓有領巾文光蟹、手に纏ける玉もゆらゝに、白栲の袖ふる見えつ。
— 折口信夫 『副詞表情の発生』 青空文庫
らんぼうばかりいたして手のつけられぬいんだらなやつらも、花子のまえへでると小犬のようにおとなしく、花子がかくべつ喰べたいともいわぬのに、夜なべをかけて釣に出るわ、華魁鴨をうつわ、雪のしたから浜菜や藜をほってくる、ロッペンの卵をあつめる。
— 久生十蘭 『海豹島』 青空文庫
ハマナ 庄内地方で、海苔を浜菜というとあるが(山形県方言集)、これも紫海苔だけには限っていなかったものと思う。
— 柳田國男 『食料名彙』 青空文庫
ガドルフはまなこを庭から室の闇にそむけ、丁寧にがたがたの窓をしめて、背嚢のところに戻って来ました。
— 宮沢賢治 『ガドルフの百合』 青空文庫
そして、ほんとうに、こんなオホーツク海のなぎさに座って乾いて飛んで来る砂やはまなすのいい匂を送って来る風のきれぎれのものがたりを聴いているとほんとうに不思議な気持がするのでした。
— 宮沢賢治 『サガレンと八月』 青空文庫
水々しい魚は、真綿、羽二重の俎に寝て、術者はまな箸を持たない料理人である。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
高志は、きのうの夕食――といっても寮の夕食ではなく、その後の彼ら独自の「夕食」のことだ――で、食べ物以外のものを買ってこなかったことにこりて、きょうはまな板、敷物、さらにはバスケットにいたるまで、徹底的に買いこんだ。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
浜菜は、海岸で自生するアブラナ科の植物で、独特の苦味がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
獲れたての浜菜をさっと茹でて、おひたしにした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
「この浜菜、ちょっとクセがあるけど、美味しいね。」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite