折り句
おりく
名詞
標準
acrostic poetry
文例 · 用例
「おりくよ、旦那んとこにゃ、雛を捕られた云うて大モメをしよるが、また家の紋が捕ったんじゃないんか。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
……それでも、あいつを棄てるんは可愛そうじゃし……」 おりくの家には風呂がなかった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
」風呂入りに集った近隣の老人達はおりくの家のことを悪く云いあった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
」兵隊になった子供達は、おりくの家のまわりを囲んで叫んだ。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
毎年猪の子に旦那の家から部落中に配ってくれる団子は、その年に限って、おりくの家へだけは呉れなかった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
地主の下男は、地子を集めるのに、まず第一番に、おりくの家へ荷車を引いてやって来た。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
「おりくさん、猫をあっちイ積んで行たんはえいけれど、とう/\殺してしもうたがいの。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
村越欣弥(新任検事) 滝の白糸(水芸の太夫) 撫子(南京出刃打の娘) 高原七左衛門(旧藩士) おその、おりく(ともに近所の娘)撫子。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫