百箇
ももち
名詞
標準
文例 · 用例
千箇の焼夷弾の中で路面や広場に落ちたり河に落ちたりして無効になるものが仮りに半分だとすると五百箇所に火災が起る。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
その火薬箱は船に積み込んだ百箇の中の一つで、彼は、もし彼が殺されそうになったらその中へ火を投げ込むぞと云っていた。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
彼は踊らなかったが、五羽の生きた※、油入|瓢箪四箇、筵四枚、タロ芋百箇、焼豚二頭、鱶一尾、及び大海亀一匹を贈られた。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
「せめてと存、誠に大切に百箇日迄、ちゆういん中同やうにつとめ申候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
此後十二月三日に至つて、百箇日が始て終つた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
百箇日の間夫の位牌に仕へた里恵の情は、上に引いた書にいかにも切実に描き出されてゐる。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
翁は四月頃に先ず死し、まだ百箇日の過ぎぬ間に、媼も踵いで死したそうである。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
しかし物語の数だけは百箇条を揃えなければならないというので、くじ引きの上で一人が三つ四つの話を受持つことになった。
— 岡本綺堂 『百物語』 青空文庫