才名
さいめい
名詞
標準
fame
文例 · 用例
その児三郎|年紀十七、才名同族を圧して、後来多望の麟麟児なり。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
当時の大権威者だった藤原道長の妻の倫子に仕えて、そして大に才名を馳せたのであった。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
清河の崔羅什という青年はまだ弱冠ながらもかねて才名があったので、これも徴されてゆく途中、日が暮れてこの墓のほとりを過ぎると、たちまちに朱門粉壁の楼台が眼のまえに現われた。
— 酉陽雑爼(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
この女たちはみな玉藻よりも先輩で、早くから才名を知られている者どもである。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
それゆゑ後に山内氏五百が才名を馳せた時、人が五百を新少納言と呼んだ。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
俊は既に記した如く狩谷※斎の女で、才名一時に高かつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
しかし、女はいつかその男が才名の高い右大弁の殿である事などをそれとはなしに聞き出していた。
— 堀辰雄 『姨捨』 青空文庫
恐らく、希臘劇以来、天才名匠の手に成つた戯曲が、此の「劇的」と云ふ一点で、多くは、「及第点」に達してゐるために、或は、その「劇的」なる「印象」が、「芸術的」なる「感銘」によつて高められてゐるために、その区別がはつきりつけられなかつたかも知れません。
— 岸田國士 『演劇一般講話』 青空文庫
作例 · 標準
若くして彼はその分野で才名をはせ、多くの人から尊敬された。
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その学者は、数々の著書によって国際的な才名を得た。
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彼の才名は国境を越え、世界中の研究者から注目されている。
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