漫ろ
そぞろ異読 すずろ・すぞろ
形容動詞頻度ランク #43852 · 青空 14 例
標準
restless
文例 · 用例
」 重蔵も漫ろに三十年|前の夢を辿って、谷川の流に映る自己の白髪頭を撫でた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
ドリアンは公園の中を漫ろ歩くにしても、ピカデリイを散歩するにしても、行き交う人々の顔をいちいち、彼等が一体どんな生活を営んでいるものかと怪しみながら、狂いじみた好奇心でながめた。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
眼前お春が最期を見てしより、旗野の神経|狂出し、あらぬことのみ口走りて、一月余も悩みけるが、一夜月の明かなりしに、外方に何やらむ姿ありて、旗野をおびき出すが如く、主人は居室を迷出でて、漫ろに庭をひしが、恐しき声を発して、おのれ!
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
怪しい洋人の移寫したやうな字で「サムライ印」とかいふ騎馬武者の木綿織物の商標は、予をして漫ろに横濱のサムライ商會の店頭の裝飾を想起せしめた。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
処を、年効もない、密と……様子が見たい漫ろ心で、我慢がならず企てました。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
寂しい一室に、ひとり革鞄と睨めくらをした沢は、頻に音訪ふ、颯……颯と云ふ秋風の漫ろ可懐さに、窓を開ける、と冷な峰が額を圧した。
— 泉鏡花 『貴婦人』 青空文庫
」とあてもなく漫ろに気の冴えた高調子。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
さしも潔き志を抱ける者にして、その酬らるる薄倖の彼の如く甚く酷なるを念ひて、貫一は漫ろ涙の沸く目を閉ぢたり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
作例 · 標準
夜になると、彼の心は漫ろになり、眠りにつくことができなかった。
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試験を前にして、漫ろな気持ちで参考書を眺めていた。
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何となく漫ろな気分で、窓の外をぼんやりと見ていた。
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標準
for some reason
作例 · 標準
今日は漫ろに悲しい気分だ。
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漫ろに筆を執り、手紙を書き始めた。
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彼の言葉を聞いて、漫ろに胸騒ぎがした。
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