先立ち
さきだち
名詞副詞頻度ランク #19349 · 青空 6 例
標準
before
文例 · 用例
音によって多少発生年代を異にしたもののようで、キ→イ(「築墻」がツイガキ、「少キ人」がチヒサイヒト、「先立ち」がサイダチとなった類)ギ→イ(「序」がツイデ、「花ヤギ給へる」が「ハナヤイタマヘル」など)、ミ→ム(「かみさし」がカムザシ、「涙」がナンダ、「摘みたる」がツンダルの類。
— 橋本進吉 『国語音韻の変遷』 青空文庫
しかも、それをぐいと引き抜いて、爪先立ちになってそのまま便所ですからね。
— 太宰治 『眉山』 青空文庫
平たい庭石の上に用意して在った炭俵の上にガサガサと土下座をすると、頬冠を取った目明の良助は、その側から少し離れて、型の如く爪先立ちに跼まった。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
犬はかれに先立ちて街を駆けのぼり早くかなたにありて青年を待てり。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
お先立ちがその易者殿、御幣を、ト襟へさしたものでござります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
だから、あるとき、とつぜん門内で、ぎやおぎやおとさわがしい音がしたときには、そら和尚さんの足が痛み出したと思つて、菊次さんは自分の足の痛みも忘れて、立ちあがり、おまけに爪先立ちまでして見たのですが、それは近所ののら犬が境内で喧嘩をしただけのことだとわかつて、菊次さんはがつかりしました。
— 新美南吉 『百姓の足、坊さんの足』 青空文庫
さて私はその翌日、N君の案内で奥州外ヶ浜を北上したのであるが、出発に先立ち、まづ問題は酒であつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
二十 時に、間を隔てた、同じ浪屋の表二階に並んだ座敷は、残らず丸官が借り占めて、同じ宗右衛門町に軒を揃えた、両側の揚屋と斉しく、毛氈を聯ねた中に、やがて時刻に、ここを出て、一まず女紅場で列を整え、先立ちの露払い、十人の稚児が通り、前囃子の屋台を挟んで、そこに、十二人の姫が続く。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
作例 · 標準
会議の先立ち、資料を全員に配布した。
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出発に先立ち、安全確認を徹底するよう指示があった。
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彼は皆の先立ちとなって、暗い森の中を進んだ。
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