一顰一笑
いっぴんいっしょう異読 いちびんいっしょう
名詞
標準
one's mood
文例 · 用例
見よ、ヨシ子は、その夜から自分の一顰一笑にさえ気を遣うようになりました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
昔の名君は一顰一笑を惜んだそうだが、こいつ等はもう只で笑わないだけの修行をしているなと思ったのである。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
酒ずきだといふことを知つてゐる各地方の人たちが、私の顏を見ると同時に、どうかして飮ましてやらう醉はせてやらうと手ぐすね引いて私の一顰一笑を見守つてゐる。
— 野蒜の花 『樹木とその葉』 青空文庫
母の一顰一笑に、青年が欣んだり悲しんだりすることが、美奈子にもありありと判った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
母の一顰一笑に、青年が欣んだり悲しんだりすることが、美奈子にもありありと判つた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
従つて、癇癪持のお柳が一家の権を握つて、其|一顰一笑が家の中を明るくし又暗くする。
— 石川啄木 『鳥影』 青空文庫
ただ心が陽気になれないだけなのですが、夫の方では最愛の細君の一顰一笑も千金より重い訳ですから、捨ておかれんと云うので慰藉かたがた以太利へ旅行に出かけます。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
詳に言ふこと能はざるかはりには作者の働にて一顰一笑の間に事の情を悟らしむることを得べし。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
作例 · 標準
絶対的な権力を持つ会長の一顰一笑に、役員たちは常に気を配っていた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
気難しいことで知られるその大女優は、一顰一笑がゴシップ誌の種になる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
わがままな恋人の一顰一笑に振り回されるのは、もうこりごりだ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
部下たちは、機嫌の読めない上司の一顰一笑を恐る恐るうかがっている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro