切符切り
きっぷきり
名詞
標準
ticket punch
文例 · 用例
昔北欧を旅行したとき、たしかヘルシングフォルスの電車の運転手が背広で、しかも切符切りの車掌などは一人もいず、乗客は勝手に上がり口の箱の中へかねて買い置きの白銅製の切符を投げ入れていたように記憶している。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
矢来下行き電車に乗って、理研前で止めてもらおうとしたが、後部入り口の車掌が切符切りに忙しくてなかなか信号ベルのひもを引いてくれない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
すると、改札口で切符切りの駅員がきっと特別念入りにその切符を検査するようである。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
私は子供のときから、猫の耳というと、一度「切符切り」でパチンとやってみたくて堪らなかった。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
「切符切り」でパチンとやるというような、児戯に類した空想も、思い切って行為に移さない限り、われわれのアンニュイのなかに、外観上の年齢を遙かにながく生き延びる。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
こんなところから、猫の耳は不死身のような疑いを受け、ひいては「切符切り」の危険にも曝されるのであるが、ある日、私は猫と遊んでいる最中に、とうとうその耳を噛んでしまったのである。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
変な切符切りがはじまった。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
あれは関西の方からもって来られた風だそうですが、混雑の朝夕、それでなくてさえ切符切りで上気せている小さい体の婦人車掌が、停留場の呼び上げ、右オーライ、左オーライ、御無理でございましょうが御順にお膝おくり下さい、そちらにおかけになれます。
— 宮本百合子 『ありがとうございます』 青空文庫
作例 · 標準
昔のバスでは、車掌さんが切符切りでカチカチと穴を開けていた。
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改札で切符切りを使っていた駅員さんの姿が懐かしい。
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子供の頃、父が使っていた切符切りで遊んだ記憶がある。
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このレトロな切符切りは、鉄道グッズのコレクターに人気だ。
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