箏
そう
名詞
標準
文例 · 用例
その年帰郷し、以後五十余年間、三備地方を巡遊、箏曲の教授をなす。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
現に慶四郎の傑作の一つとなっている新箏曲の小品「恋薺」は、正月の七草を昔風に姉の仲子にはやさせて、その姿なり感じなりから取って慶四郎が作った新古典風の作品である。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
斉名が文は、月の冴えたる良き夜に、やや古りたる檜皮葺の家の御簾ところどころはずれたる中に女の箏の琴弾きすましたるように聞ゆ、と申した。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
十三|絃の箏の琴の役をこの日は勤めたのである。
— 花宴 『源氏物語』 青空文庫
明石夫人は琵琶、紫の女王には和琴、女御は箏の十三|絃である。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
院は、「箏の琴は絃がゆるむわけではないが、他の楽器と合わせる時に琴柱の場所が動きやすいものなのだから、初めからその心得でいなければならないが、女の力では十分締めることがむずかしいであろうから、やはりこれは大将に頼まなければなるまい。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
御簾の下のほうから箏の琴のさきのほうを少しお出しになって、院が、「失礼だがこの絃の締まりぐあいをよく見て調音をしてほしい。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
女御は箏を紫夫人に譲って、悩ましい身を横たえてしまったので、和琴を院がお弾きになることになって、第二の合奏は柔らかい気分の派手なものになって、催馬楽の葛城が歌われた。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
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箏(こと・そう)は、日本の伝統楽器(和楽器)の一つ。
出典: 箏 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0