座中
ざちゅう
名詞
標準
gathering
文例 · 用例
下樣の繩暖簾とはことかはりて、醉うても聞き苦しきいさかひはなけれど、苟めの物語も高聲になり、默してやみなんことも笑ひさざめき、座中自ら春を生ずる自らはよけれど、他人の閑を破るはにくし。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
映画と連俳との比較については岩波版日本文学講座中の特殊項目「映画芸術」の中に述べてある私見を参照していただきたい。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
クレオパトラは七歳になったばかりの大きな水晶のような眼を眠そうにしばたたいて、座中の顔を一つ一つ見廻わしていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
座中に三つ四つの燈を置き、窓の灯と共にかすかに舞台の配置を認めさす便りとする。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
」と口の中、女中は極の悪そうに顔を赤らめながら、変な顔をして座中を※すと、誰も居ないで寂として、釜の湯がチンチン、途切れてはチンという。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
」 お使僧は詞を切つて、一度座中を見まはして、やがて話をつゞけた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
会の方から故障が出たと聞いたのに、たよりを得て、うろうろ人なかを手さぐりで、漸と白尾を見て、囁いて聞くと、私たち三人がかりで片傍へ連出して、穏かに掛合ったので、何うにか静って黙ったが、あの八ツ頭を倒に植えたような頭は、いま一寸見当らない、と真三とともに座中を透した。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
膚の白さも雪なれば、瞳も露の涼しい中にも、拳って座中の明星と称えられた村井|紫玉が、「まあ……前刻の、あの、小さな児は?
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
作例 · 標準
会議の座中、突然携帯電話が鳴り響き、皆が驚いた。
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たくさんの人がいる座中、彼は堂々と自分の意見を述べた。
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賑やかな宴の座中に、ふと故郷を思い出した。
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