艶種
つやだね
名詞
標準
love affair
文例 · 用例
品川のある小新聞社の社員が艶種を売りに来たので、少し許りの金を「桔梗」のお上がくれてやつた。
— 平出修 『二黒の巳』 青空文庫
有喜世新聞社では一種の艶種と見過して、その以上に探訪の歩を進めなかったらしく、単にそれだけの事実を報道するにとどまっていた。
— 岡本綺堂 『有喜世新聞の話』 青空文庫
今の都新聞に掲載されてゐる三面の艶種の記事、毎日一つづゝ巧に書いてある花柳種の記事、あゝした気分が西鶴の文章の何処かにある。
— 田山録弥 『西鶴小論』 青空文庫
名高いカフェーゴロ、顔の古い艶種記者、不良老年、壮士の頭目、主義者のチャキチャキなぞが、午後の或る時間になるとズラリと顔を揃える。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
有喜世新聞社では一種の艶種と見過ごして、その以上に探訪の歩を進めなかったらしく、単にそれだけの事実を報道するにとどまっていた。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
ト、私が來た頃までは、一面と二面がルビ無しの、時としては艶種が二面の下から三面の冒頭へ續いて居る樣な新聞だつたのが、今では全然總ルビ附で、體裁も自分だけでは何處へ出しても耻かしくないと思ふ程だし、殊に三面――田舍の讀者は三面だけ讀む。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
ト、私が来た頃までは、一面と二面がルビ無しの、時としては艶種が二面の下から三面の冒頭へ続いて居る様な新聞だつたのが、今では全紙総ルビ付で、体裁も自分だけでは何処へ出しても恥かしくないと思ふ程だし、殊に三面――田舎の読者は三面だけ読む。
— 石川啄木 『菊池君』 青空文庫
もう一つは「閑話茶談」といふ題で、身に覺えの無い艶種である。
— 新聞記者を憎むの記 『貝殼追放』 青空文庫
作例 · 標準
彼は昔の同僚と再会し、社内での艶種が再び持ち上がったと噂されている。
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あの映画俳優には、毎月のように新しい艶種が報じられる。
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彼女の周囲には常に艶種が絶えず、常に誰かに見初められていた。
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