噂が立つ
うわさがたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to have a rumor circulating
文例 · 用例
それから惹いて、かれは暗いところで物をみることは出来るが、明るいところでは見えないのではあるまいかと云ふ噂が立つた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
噂が立つし……」 女優らしい言い方だった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
おなくなりになつた事に就いて、これも北条氏の手に依つて殺害せられたのだといふ不気味な噂が立つたさうでございますが、それは私がやつと七つか八つになつたばかりの頃の事でございますし、またそのやうな事に就いての穿鑿は気の重いことで、まあ、そんな事はございますまいと私は打ち消したい気持でございます。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
………それよりも一体何うしてこんな噂が立つたのでせう?
— 石川啄木 『道』 青空文庫
圭介はそんな親心を示したことは示したが、狭い土地ですぐ噂が立つてみると、折柄大阪の病院から招聘されるのは寿枝を置き去りにする好機会であつた。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
立春の日を過ぎてから、却て黄昏の果敢ない薄い光の空に吹き落ちる筈の西風が何を憤つてか吹いて/\吹き捲つて、夜に渡つても幾日か止まぬ程な稀有な現象に伴うて、鬼怒川の淺瀬が氷に閉されて、軈て氷の塊が流れたといふ噂が立つたことがあつた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
私はずつと後になつてふと村の内外に当時おいよさんとの噂が立つて居たことを聞いた。
— 長塚節 『隣室の客』 青空文庫
それから二三日たつて兼次が見えなくなつたといふ噂が立つた。
— 長塚節 『芋掘り』 青空文庫
作例 · 標準
例句