察するに余りある
さっするにあまりある
表現動詞-五段-ラ行-不規則
標準
to be more than one can imagine (esp. of sadness, anguish, etc.)
文例 · 用例
借さぬものを無理借りする訳には行かぬので、氏郷の軍は奥州の厳冬の時に当って風雪の露営を幾夜も敢てした困難は察するに余りある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
十八万石程から一足飛に四十二万石の大封を賜わったのだから、たとい大役を引受けさせられたとは云え、奥州出羽の押えという名誉を背負い、目覚ましい加禄を得たので、家臣連の悦んだろうことは察するに余りある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
さあるからに親類以下散々に智慮外の体|見及候得共我一代は兎角の義に及ばず候と思、上下の分も無き程に候へ共覚悟前ならば苦しからず候、氏真まで此の如にては無国主と可成候、能々此分別|之あるべし……」 義元が自らの欠点をさらけ出して氏真を戒めて居る心持は察するに余りある。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
板倉重昌、石谷貞清両人の胸中の苦悩は察するに余りある。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
モチーフを整理の必要として感じているとき、作家は、「在るものへの追随によって世界像を求める傾向へ」と発展せざるを得ず、今日の生活のなかで、それが文学にどのような結果をもたらすかということは、察するに余りある。
— ――『現代文学論』にふれて―― 『作家に語りかける言葉』 青空文庫
嬉しさにじっとしていられなくなったマリアが、激しい活動で傷のついている例の自分の車の「小キュリー」に乗ってパリ市中を行進した気持は察するに余りある。
— 宮本百合子 『キュリー夫人』 青空文庫
それがどんなにむずかしい事であったろうかは、察するに余りあることだ、そうして彼はそれに十分成功したらしい。
— ――二川家殺人事件 『黄鳥の嘆き』 青空文庫
醤の喜びは、察するに余りある次第であった。
— ――金博士シリーズ・2―― 『人造人間戦車の機密』 青空文庫
作例 · 標準
彼の苦境を察するに余りあるものがある。
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親を亡くした子供の悲しみを察するに余りある。
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災害で全てを失った人々の絶望を察するに余りある。
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