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千羽鶴

せんばづる
名詞
1
標準
(string of) many (traditionally 1000) paper cranes
文例 · 用例
……蓋は黄金無垢の雲の高彫に、千羽鶴を透彫にして、一方の波へ、毛彫の冴で、月の影を颯と映そうというのだそうですから。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
私はすぐ傍にどしりと投げ皺められて七宝配りの箔が盛り上っている帯を掬い上げながら、なお、お納戸色の千羽鶴の着物や、源氏あし手の着物にも気を散らされながら、着物と帯をつき合せて、「どう、いいじゃないの……」と、まるで呉服屋の店先で品選りするように、何もかも忘れて眺めていた。
岡本かの子 河明り 青空文庫
あるとき千羽鶴の模様のある女生徒の着物を見て、得意そうに「この鶴、|千ワアリヤス」と言ったという逸話が、この子にいつまでも附纏って、級友たちは「千ワ、千ワ」といって揶揄っていました。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
天人の舞楽、合天井の紫のなかば、古錦襴の天蓋の影に、黒塗に千羽鶴の蒔絵をした壇を据えて、紅白、一つおきに布を積んで、媚かしく堆い。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
伊勢の国までおちのびて二見ヶ|浦にかくれしがここにもこわや切髪の淡島様の千羽鶴一羽がとべばまた一羽岩のうへより鳥居より空一面のうろこ雲。
絵入り小唄集 どんたく 青空文庫
狩野探幽でしたか、あるお寺の襖に千羽鶴を描くのにいろいろと自分の姿態を映した話がありましたが、画描きというものの通癖でもありましょうか。
上村松園 画室談義 青空文庫
紫地、羽二重の千羽鶴、裾模様の振袖三枚|襲ねの、まだシツケの掛かっているのを逆さに着せて、金銀の地紙を織出した糸錦の、これも仕立卸しと見える丸帯でグルグルグルと棒巻にしたまま、白木の寝棺に納めてある……その異様な美しさ、痛々しさ。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
そして千羽鶴をおって糸を通す針で小指をついたんで母はんに紅絹でつつんでもらったら友達が私に小指をきったんだろうって云われたなんかって云う事があった。
宮本百合子 ひな勇はん 青空文庫
作例 · 標準
病気快癒を願って、彼女は夜な夜な千羽鶴を折り続けた。
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平和への祈りを込めて、平和記念公園には無数の千羽鶴が奉納されている。
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学校の文化祭で、生徒たちが協力して巨大な千羽鶴を展示した。
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