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歳々

さいさい
名詞
1
標準
文例 · 用例
それはこの十年以来、日本の社会が日々に益々憂鬱になり、人心が絶望的に呻吟して、文化がその目的性と希望とを失ひ、年々歳々益々低落の度を深めて来て居るといふ事実である。
萩原朔太郎 流行歌曲について 青空文庫
この短篇集、「晩年」は、年々歳々、いよいよ色濃く、きみの眼に、きみの胸に滲透して行くにちがいないということを。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
(万歳々々、今夜お忍か。
泉鏡花 春昼 青空文庫
さらにまた、最後のたのみの大綱は、ここから三里北方に弘前城が、いまもなほ天守閣をそつくり残して、年々歳々、陽春には桜花に包まれその健在を誇つてゐる事である。
太宰治 津軽 青空文庫
』と私は餘りの可愛さに少年を頭上高く差し上げて、大日本帝國萬歳と※ぶと、少年も私の頭の上で萬歳々々と小躍をする。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
忽ち何人の發聲にや、一團の水兵等はバラ/\と私の周圍に走寄つて『鐵車萬歳々々々々。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
それが週期的ないし非週期的の異同の波によって歳々の不同を示す。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
気候学者はこういう現象の起こった時日を歳々に記録している。
寺田寅彦 春六題 青空文庫