ヘルメス
ヘルメス異読 ヘルメース
名詞
標準
Hermes (Greek god)
文例 · 用例
「ヘルメスのために私が建てた小さい神殿、直ぐそこの、あの神殿が私にとって何であるかを知ってはいまい。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
そこへヘルメス神が鎌状の鋭刀をくれに来た。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
肩付きの逞しさは閂のよう、十分弾力を秘めたらしいひき締った手肢、身長、肉付き、均斉といい理想的ヘルメス型の、この男には男惚れさえしよう。
— 水棲人 『人外魔境』 青空文庫
アルゴスの守りきびしきを見てゼウス神その戀人イノに近づくあたはざるを怨みヘルメスを遣はしてアルゴスを殺さしむ【高き價を拂へる】生命を失ふにいたれる【シリンガ】パン神に慕はれしニムフ、シュリンクス。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
ヘルメス神この物語(『メタモルフォセス』一・六八九以下)をもてアルゴスを眠らしめその頸を撃ちてこれを殺せり七〇―七二【煌】天に登る行列の光【聲】マテルダの七三―七五【林檎】キリスト。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
ヘルメスの杖についてる、二つの翼……二つの蛇……。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
どちらだって、つまりは、ヘルメスにとって同じなように、あの人にとっても同じなわけだ。
— 豊島与志雄 『自由人』 青空文庫
火神ヘファイストフが、天火地火を司配するが如き、風神ヘルメスの狡猾にして、敏捷軽快なるが如き、何れも其天然的基礎たる、火または風より発生せし、最初の性質を持続するものなり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
作例 · 標準
錬金術の祖とされるヘルメス・トリスメギストスは、伝説的な知恵の象徴である。
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弁舌の巧みなヘルメスは、アポロンから牛を盗んだ際も機転を利かせて窮地を脱した。
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死者の魂を冥府へと導く役割を果たすヘルメスは、生と死の境界を行き来する存在だ。
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