碌でもない
ろくでもない異読 ロクでもない
表現形容詞
標準
good-for-nothing
文例 · 用例
どこにも行かずに家の中でごろ/\してゐる中におやぢとの不和が無性に嵩じて、碌でもない口喧嘩から、おやぢにしたゝか打ちのめされた揚句、みぞれの降りしきる往来に塵のやうに掃き出されてしまつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
今や狭い地球上――ことにこの狭い日本では、碌でもない人間が殖え過ぎて甚だ困っている。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
……その仔細を尋ぬれば、心がらとは言いながら、去る年、一|膳飯屋でぐでんになり、冥途の宵を照らしますじゃ、と碌でもない秀句を吐いて、井桁の中に横|木瓜、田舎の暗夜には通りものの提灯を借りたので、蠣殻道を照らしながら、安政の地震に出来た、古い処を、鼻唄で、地が崩れそうなひょろひょろ歩行き。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
あの鼓の初めの持ち主の名が綾姫といったもんですから謡曲の『綾の鼓』だの能仮面の『あやかしの面』などと一緒にして捏ち上げた碌でもない伝説なんです。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
自分が死んだという噂を聴いてもそんなに悲しまなかったのも、たとえ碌でもない噂にせよひとが自分の噂をしているということが嬉しいのである。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
*「へへん、来やがれ、畜生、何が何だって、今頃になって、碌でもないあまりもののお客なんぞをふり当てやがるんだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
それがために妹までが碌でもない者になってしまいました。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
昔の士族気質から唯一の登龍門と信ずる官吏となるのを嫌って、碌でもない小説三昧に耽るは昔者の両親の目から見れば苦々しくて黙っていられなかった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
作例 · 標準
彼は口ばかりで、碌でもない計画ばかり持ってくる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
「また碌でもないことに金を使ったのか」「ごめんなさい…。」
幻辭AI · gemini-2.5-pro
あの男と付き合うのはやめなさい。碌でもない噂しか聞かないわよ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro