日覆い
ひおい異読 ひおおい
名詞
標準
sunshade
文例 · 用例
仮装舞踊会のように私は日覆いして夜の明けるのを待ったのだが、タンゴの太い曲線が寝床の夢を誘うように、彼女が夢のなかで、宵闇せまればレジエント街の並木道を満艦飾の女が馬車でカールトン・バアで卸して頂戴ネと馭者に云う と、低唱しながら屡々、ちえ!
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
その三つならんだ入口の一番左側には空箱に紫いろのケールやアスパラガスが植えてあって小さな二つの窓には日覆いが下りたままになっていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
その三つならんだ入口のいちばん左側には空箱に紫いろのケールやアスパラガスが植えてあって小さな二つの窓には日覆いがおりたままになっていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
竪縞に金文字入りの粋な日覆いを歩道まで遠く張り出して軽いテーブルと椅子に客はいつも一ぱいだ。
— 岡本かの子 『オペラの辻』 青空文庫
『初め、あなたが、窓の日覆いを外そうとしていたところを、偶然通りすがって、見そめてしまったのですよ。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
『窓の日覆いを外していたの?
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
日覆いの葭簾を三分ほどめくって、覗く隙間を慥えて待っていると、列を作った三匹の雄魚は順々に海戦の衝角突撃のようにして、一匹の雌魚を、柳のひげ根の束の中へ追い込もうとしている。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
キャフェの差し出し日覆いは明るい布地にくっきりと赤と黒の縞目を浮き出させて其の下にいる客をいかにも涼しそうに楽しく見せる。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
作例 · 標準
真夏の強い日差しを遮るために、テラスに大きな日覆いを設置した。
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商店街の露店では、商品の劣化を防ぐために日覆いをかけている。
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麦わら帽子の後ろに日覆いをつけて、首筋の日焼けを防ぐ。
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