地雨
じあめ
名詞
標準
continuous rain
文例 · 用例
其年も初秋の初夜過ぎて、白井氏が玉川べりの実家へ出向いた帰りだと云って、――夕立が地雨に成つて、しと/\と降る中を、まだ寝ぬ門を訪れて、框にしつとりと置いて、帰んなすつた。
— 泉鏡花 『玉川の草』 青空文庫
六時出発、深川町を行乞しはじめたら大夕立がきた、そして地雨らしく降りつゞける、馴染の川本屋へとびこむ、こゝの主人公――押入聟さん――は私の放浪時代に度々同宿して打解けた飲友達だ、久振に一杯やらうといふので一升買つた、酔うて唄うて踊つて――誰も彼もいつしよになつて――近来の大散財なり。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
地雨にはなりますまい。
— 泉鏡花 『春昼』 青空文庫
女の子は赤い緒の草履、男の子は白い緒の草履、お弁当はみんな揃えてお寿司の折詰を学校からあつらえ、お菓子や飲料のことまで世話人を定めたところが、あいにくその日は朝から曇って、八時ごろには地雨になってしまった。
— 長谷川時雨 『源泉小学校』 青空文庫
それがあがるかと思ったのが、少し弱くなったまま地雨になり、宵を過ぎてもやむけしきがなかった。
— 山本周五郎 『契りきぬ』 青空文庫
雨はいまこの小屋の高い板屋根にやかましい音をたてるほど降りだし、しかも地雨のようであった。
— 山本周五郎 『日日平安』 青空文庫
……まだ、雨も降って居りますし、……」「いえ、この雨は地雨のようで、どうせ止みそうもありませんから、……親方、お暇いたしましょう」「うん、そうじゃな」 マンと、大庭春吉とは、立った。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
昨日から地雨が降り続いていて、洗濯物が乾かない。
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静かな地雨の音を聞きながら、読書にふける午後。
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登山中に地雨に遭い、全身ずぶ濡れになってしまった。
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ウィキペディア
地雨(じあめ)とは、同じ程の強さで長い間降り続ける雨のこと。
出典: 地雨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0