死に掛かる
しにかかる
動詞-五段-ラ行
標準
to be dying
文例 · 用例
堯はそれを見終わると、絶望に似た感情で窓を鎖しにかかる。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
そこで旦那が、御覧じやした通りの体裁、や、抜けつ潜りつ、こやの軽いのにゃ飽倦ッちゃって、二人とも大汗になって、トド打掴え、掛けたのを外しにかかると、俯向けに倒れながら、まだ抵抗う気だ。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
電灯を捻ねって、「ここのところは形が違ってら、こう直せよ」 逸作が消しパンで無雑作に画の線を消しにかかると、息子はその手に取り付いて、「あ、あ、だめだよ、だめだよ、お父さんみたいにそう無闇に消しちゃ」 消させぬと言う、消すと言う。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
ようやく助かったのちは、柔らかくなった己の尻のことを忘れ、すぐさま師父の救い出しにかかるのだ。
— ―沙門悟浄の手記― 『悟浄歎異』 青空文庫
木の葉がそのさきぶれのように、ざわざわさわいでいる」という意味の歌をお歌いになり、多芸志耳命が、いまに、おまえたちを殺しにかかるぞということを、それとなくおさとしになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
」と、今度は妹の方でじらしにかかるので、「じゃ聴かない。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
夫人がこうも円転滑脱、弁舌さわやかに、自分の立場を明らかにした以上、こっちからそれを崩しにかかることは、たいへんである。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
」と、無理につっぷしているのを起しにかかると、「お姉さんの知ったことじゃないの。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
作例 · 標準
瀕死の重傷を負った兵士が、意識が朦朧としながら死に掛かっていた。
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老犬は、息も絶え絶えに、まさに死に掛かっているように見えた。
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一週間何も食べていない彼は、もう死に掛かっていると医者は診断した。
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