霊鷲
れいしゅう
名詞
標準
文例 · 用例
雨戸を固く鎖したる本堂の扁額には霊鷲山、舎利蔵寺と大師様の達筆にて草書したり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
釈尊が法華経で本門の中心問題、即ち超常識の大法門を説こうとしたとき、インド霊鷲山上の説教場を空中に移したのは、真に驚嘆すべき着想ではないか。
— 石原莞爾 『最終戦争論』 青空文庫
彼は雷電のごとくに馳駆し、風雨のごとくに敵を吹きまくり、あるいは瀑布のごとくはげしく衝撃するかと思えば、また霊鷲のように孤独に深山にかくれるのである。
— ――予言僧日蓮―― 『学生と先哲』 青空文庫
されば、道命が住所は霊鷲宝土じゃ。
— 芥川龍之介 『道祖問答』 青空文庫
昔、仏、霊鷲山にいましき、と言う奴だ。
— 三好十郎 『好日』 青空文庫
「おなじ鳥類のなかでも、おまえは霊鷲である。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
またこの鷲も霊鷲であるから、かならず忍剣のすがたを見れば地におりていくにちがいない」「かしこまりました。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
草にさける花、木の皮を香として佛に奉る人、靈鷲山へ參らざるはなし。
— ――よく生きよとの―― 『尼たちへの消息』 青空文庫