頭が変
あたまがへん
表現形容動詞
標準
crazy
文例 · 用例
そうして激昂する心を抑えてピアノの前に坐り所定曲目モザルトの一曲を弾いているうちにいつか頭が変になって来て、急に嵐のような幻想曲を弾き出す、その狂熱的な弾奏者の顔のクローズアップに重映されて祖国の同志達の血潮に彩られた戦場の光景が夢幻のごとくスクリーンの面を往来する。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
始終、耳がじいんと鳴り、頭が変にもや/\した。
— 黒島傳治 『まかないの棒』 青空文庫
自分が今ここでこんな空想を起こしているのも、事によると子供のけがでびっくりして少し頭が変になったせいかもしれないし、それならばまた、こんな事をおくめんもなく書く気になるのは、その天然自然の治療法を無意識に実行しているのかもしれないのである。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
飲まないと頭が変テコになって仕事が続かないので、止むを得ない義金募集なのだそうだ。
— 夢野久作 『呑仙士』 青空文庫
頭が変になって「サアタマランサアタマラン」「ドーシヨウドーシヨウ」と連呼し始めるところがある。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
それでまずひと通りの理屈はわかったが、ただ判らないのは、どの人もみんな河へ飛び込むということで、もし頭が変になって自殺するならば、水へはまるには限るまい、なかには麻刈り鎌で自殺する者もありそうなものだが、みんな申し合せたようにその河に呑まれてしまう。
— 岡本綺堂 『麻畑の一夜』 青空文庫
すると番頭が変な顔をして主人の顔を見返した。
— 田中貢太郎 『長崎の電話』 青空文庫
二三時間しか眠らないので、頭が変だが、眠くもないので、アメリカ料理の古いグラヒツクなどを眺める。
— 軽い酔 『私の一日』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、頭が変について考えています。
我が社の頭が変戦略は重要です。
頭が変の原理は複雑である。
頭が変という言葉が頭から離れない。