形代
かたしろ
名詞
標準
paper, cloth, wood, etc. representation of a sacred object
文例 · 用例
神職 (発き出したる形代の藁人形に、すくすくと釘の刺りたるを片手に高く、片手に鉄槌を翳すと斉しく、威丈高に突立上り、お沢の弱腰を※と蹴る)汚らわしいぞ!
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
神職 秘しがくしに秘め置くべき、この呪詛の形代を(藁人形を示す)言わば軽々しう身につけおったは――別に、恐多い神木に打込んだのが、森の中にまだ他にもあるからじゃろ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
あれに(肱長く森を指す)形代を礫にして、釘を打った杉のあたりに、如何ような可汚しい可忌しい仕掛があろうも知れぬ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
――その釘を刺した形代を、肌に当てて居睡った時の心持は、何とあった。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
お沢 はい――はい……媛神 まだ形代を確り持っておいでだね。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
昨夜持つて行つた形代だ、こりや、……おゝ。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
「畜生、人の女房を奪つた畜生、魔物に義理はあるまいが、約束を違へて済むか、……何と言つて約束した――婦の彫像を拵へろ、其の形代を持つて来い。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
老爺さん、形代の犠牲に代へて、辛くもです、我が手に救ひ出したとばかり喜んだのは、お浦ぢやない、家内ぢやない。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
作例 · 標準
巫女が神の形代として舞を奉納した。
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古い神社には、ご神体の形代が祀られていることが多い。
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遠い昔、人々は木や石を削り、神の形代とした。
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標準
paper doll used in purification rites
作例 · 標準
厄除けのため、形代に自分の穢れを移して川に流した。
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神事では、参列者が息を吹きかけた形代が焚き上げられる。
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大祓の儀式で使う形代は、人の形をしている。
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