思い直す
おもいなおす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to re-think
文例 · 用例
田舎侍に何がわかるものかと時々こう思い直すこともありながら、彼はやはり自分の気が済まなかった。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
けれどもあの涙も内田が無理無体にしぼり出させるようなものだと思い直すと、心臓の鼓動が止まるほど葉子の心はかっとなった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
昨日までの善は、実は今日の悪であり、昨日までの悪が実は今日の善であると思い直すことは、人間の心理としてなかなか容易なことではない。
— 伊丹万作 『政治に関する随想』 青空文庫
彼は出かかった呼吸もひきとめまた暫く花壇の中を無言で歩いていたが、しかし、自分は自分の愛情だけは疑えない、これが嘘だといえる筈がないと思い直すのであった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
しかし、考えれば、何んという喜びだろうか、とまた彼は思い直すのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
そして、憤然として岩を下って来たのだけれど、やがて午下りの頃になっても、まだ、その船が静かに浮んでいるのを眺め見ると、中野はもう一遍思い直す余裕が出来て来た。
— 蘭郁二郎 『地図にない島』 青空文庫
」「影に隠れて変なことをされるよりは、公然とされた方が却ってよいと、そう思い直すつもりですの。
— 豊島与志雄 『人間繁栄』 青空文庫
人違い――となれば万事は解決するが、一目見ただけのお雪ちゃんの印象で、どうしてもあの人が、イヤなおばさん以外の人であるとは思い直すわけにはゆかないのです。
— 畜生谷の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
例句