首塚
くびづか
名詞
標準
burial mound for severed heads
文例 · 用例
」 と、頭だけ膳の隅へはさみ出すと、味噌かすに青膨れで、ぶよ/\とかさなつて、芥溜の首塚を見るやう、目も當てられぬ。
— 泉鏡太郎 『二た面』 青空文庫
それでも政宗は遠慮せずに三千塚という首塚を立てる程の激しい戦をして蘆名義広を凹ませ、とうとう会津を取って終ったのが、其翌年の五月のことだ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
現にきのうは一日のうちに千人の首を斬って、大きい首塚を建てた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
それは京都嵯峨の奥なる、小楠公の首塚のある宝篋院である。
— 上村松園 『楠公夫人』 青空文庫
然ども鬼の窟、鬼の首塚等の名あれば、好事者鬼といふより伊勢もの語にひきあてゝつけし名ならんか。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
俗に首塚ともいうそうだが、側なる百姓に聞くと、凡そ次のように説明してくれた。
— 長谷健 『天草の春』 青空文庫
しかも、茂太郎が席を設けようかと思案しているあたりの小さな二つの塚は、俚俗に首塚、胴塚ととなえられる二つの塚であります。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
何しろ、分倍河原はむかし軍配河原といって、何十何万の兵士が火花を散らして合戦をしたそのあとだ、陣街道の首塚と胴塚、それに三千人というのは、元弘より永享にかけて討死した三千人を葬ったところだから、今でもその魂魄が残って遊びに出る。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
この村の外れには、戦国時代の武士たちを祀った首塚がひっそりと佇んでいる。
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郷土史家によると、その首塚は数百年もの間、地元の人々によって手厚く供養されてきたという。
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夜中に首塚の近くを通ると、どこからか鎧の擦れる音が聞こえるという奇妙な噂がある。
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