一紙半銭
いっしはんせん
名詞
標準
small sum
文例 · 用例
また、五山の衆徒に申し下されて、四条五条の橋の上にて大|施餓鬼を執行せしめられましたところ、公儀よりは一紙半銭の御喜捨もなく、費えは悉く僧徒衆の肩にかかり、相国寺のみにても二百貫文を背負い込んだとやら。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
また、五山の衆徒に申し下されて、四条五条の橋の上にて大|施餓鬼を執行せしめられましたところ、公儀よりは一紙半銭の御喜捨もなく、費えは悉く僧徒衆の肩にかかり、相国寺のみにても二百貫文を背負ひ込んだとやら。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
いわんや一紙半銭の寄進においてをや。
— 第五巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
昔はずいぶん、わいろをむさぼった役人も少なくなかったが、その反面には一紙半銭も私にしないといった、恐るべき頑固一徹な人達も少なくなかったのである。
— 野村胡堂 『江戸の昔を偲ぶ』 青空文庫
我々生きとし生けるものの一刻も無かるべからざる太陽の光、出で入る息のこの大気、無限に流るるこの水――こういうものに対して、その恩恵を誰も感謝するものはないのに、一紙半銭の値には涙を流してよろこぶ。
— 弁信の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「一紙半銭の奉財のともがらは、この世にては無比の楽にほこり、当来にては数千蓮華の上に坐せん、帰命稽首、敬って白す」 淀みなく読み上げると、唄もすっかり元気を回復して、「天も響けと読み上げたり……」 満場は深い感動の色を現わしたようです。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「一紙半銭のご奉加も、今の文覚には、かたじけない。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
作例 · 標準
「たとえ一紙半銭であっても、人様から預かったお金を疎かにしてはならない」と祖母は厳しかった。
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この寺院では一紙半銭の寄付であっても、等しく芳名帳に記載される決まりだ。
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「一紙半銭にこだわって大きなチャンスを逃すのは、本末転倒じゃないか?」
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