銀時計
ぎんどけい
名詞
標準
silver watch
文例 · 用例
石井翁は帯の間から銀時計の大きいのを出して見て、「三時半です」「イヤそれじゃもう行かなきゃならん。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
* * * 札幌に来る時、母が餞別にくれた小形の銀時計を出してみると四時半近くになっていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
もしこれを平等にして家族いずれも銀時計としたならば主人夫妻はよほど妙な感じが致しましょう。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
蝋マッチが一箱、二インチほどの獣脂蝋燭が一本、ADP印のプライヤ製パイプ、長刻みの板煙草を半オンスばかり詰めた海豹皮の煙草入れ、金鎖の付いた銀時計、ソヴリン金貨五枚、アルミニウムの鉛筆入れ、書付け数通、ワイス社(ロンドン)の刻印がある細小で硬い刃の象牙柄ナイフが一振り。
— SILVER BLAZE 『シルヴァブレイズ』 青空文庫
秀麿と大した点数の懸隔もなくて、優等生として銀時計を頂戴した同科の新学士は、文部省から派遣せられる筈だのに、現にヨオロッパにいる一人が帰らなくては、経費が出ないので、それを待っているうちに、秀麿の方は当主の五条子爵が先へ立たせてしまった。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
佐野さんの手で書いて連署した遺書が床の間に置いてあって、その上に佐野さんの銀時計が文鎮にしてあった。
— 森鴎外 『心中』 青空文庫
二三日前、一遊客、鐵欄によりてのぞきし際、ポケツトの中の銀時計を落したり。
— 大町桂月 『妙義山の五日』 青空文庫
おしまいには、「Tさんが、今度俺に銀時計をくれるといったよ」 などといっていました。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
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銀時計(ぎんどけい)とは、純銀や銀鍍(めっき)された時計、あるいは銀色光沢のケースの時計である。
出典: 銀時計 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0