後言
しりゅうごと
名詞
標準
文例 · 用例
――色と言ひ、また雪の越路の雪ほどに、世に知られたと申す意味ではないので――此は後言であつたのです。
— 泉鏡花 『雪靈記事』 青空文庫
負けずまふは、大雨にて、重湯のやうに腰が立たぬと云ふ後言なるべし。
— 泉鏡花 『寸情風土記』 青空文庫
――色と言い、また雪の越路の雪ほどに、世に知られたと申す意味ではないので――これは後言であったのです。
— 泉鏡花 『雪霊記事』 青空文庫
今しばし男持たずてありもすべきをと、よそより云ふも、美しさに浅からず心寄せたるあまりの後言なるべし。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
人の死を説いて、直ちにその非を挙げんは、後言めく嫌はあるが、抽斎の蔵書をして散佚せしめた顛末を尋ぬるときは、豊芥子もまた幾分の責を分たなくてはならない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
御一新後言語洞開、府藩県不可達の地は無之筈に候。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
(六月六日) 俳句を作る人大体の趣向を得て後言葉の遣ひ方をおろそかにする故主意の分らぬやうになるが多し。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
芭蕉以後言うに足らざるなり。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫