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来始

らいはじめ
名詞
1
標準
文例 · 用例
船における戦闘は、陸上とは全然趣を異にすることが、このごろ僕にはわかって来始めた。
葉山嘉樹 海に生くる人々 青空文庫
こんなことはわたくしが生れて以来始めてゞす。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
帰って見るともうそろそろ客が来始めて、例のうるさいお辞儀が始まっている。
寺田寅彦 竜舌蘭 青空文庫
それが生徒に腹を立ててどなりつけるのではなくて、いったいどうして生徒がそういう不都合をあえてするかということに関する反省と自責を基調とする合理的な訓戒であったのだから、元来始めから悪いにきまっている生徒らは、針でさされた風船玉のように小さくなってしまった。
寺田寅彦 田丸先生の追憶 青空文庫
道理なこととは思いながらもかねて思ったとおりの寂しい日の来始めたことに女王は悲しまれたが、表面は冷静に以前のとおりにしていた。
若菜(下) 源氏物語 青空文庫
左近少将もこの派手な舅ぶりに満足して、夫人のほうもやむをえず同意したことと解釈をし、以前に約束のしてあった夜から来始めた。
東屋 源氏物語 青空文庫
大事な婿君のお来始めになったばかりによそへ行っているのは不都合だなどと、乱暴なほどに守はお言いになりましたそうで、下の侍でさえ奥様をお気の毒だと言っていました。
東屋 源氏物語 青空文庫
野路山路の景色を見ても、薫が宇治へ来始めたころからのことばかりがいろいろと思われ、総角の姫君の死を悲しみ続けて目ざす家へ弁は着いた。
東屋 源氏物語 青空文庫