防共
ぼうきょう
名詞
標準
defense against communism
文例 · 用例
それでも数年前までは、われわれの計画がうまくいって、国内には議論がわかれたり、国民がへんな歌をうたったり、妙な服や化粧に夢中になったりして、ぐにゃぐにゃになっていたんだが、近頃になって日中戦争が起ったり、ドイツやイタリヤなどと防共協定を結ぶようになってからは、生れかわったような強い国民になった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
防共ということはどうもピンと来ぬらしい。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
故に防共の第一義は民心を安定し、安居楽業を与える事である。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
内閣に情報局がおかれ、日独防共協定にイタリーが加えられ、国民精神総動員運動がおこされたころ、新しく生まれた婦人作家に川上喜久子がある。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
彼は日独防共協定や保護監察法案で、自分たち転向被告はますます手も足も出なくなつたと、顔を見るなり訴へはじめた。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
日独防共協定のことなぞが、すべての乗客がだらしなく、口をあけ、むんむんとスチームにむされ脂汗を浮べて眠り込むと、思ひにのぼつて来た。
— 武田麟太郎 『現代詩』 青空文庫
日独伊防共協定が調印されて、国民精神総動員中央連盟が結成された。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)』 青空文庫
ソヴィエトとドイツが不可侵條約を結んだとすれば、今までの防共協定なるものは同時に無意義なものになつたわけだ。
— 野上豐一郎 『大戰脱出記』 青空文庫
作例 · 標準
冷戦時代、多くの国が防共を旗印に、軍備増強を進めた。
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「あの国の防共政策は、近隣諸国との関係を悪化させている」と、国際情勢を分析する専門家が指摘した。
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防共という名目で、国民の自由が制限されることはあってはならない。
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