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面箱

めんばこ
名詞
1
標準
文例 · 用例
あの面箱の中から探し出したのか」「恐れ入りました。
夜叉神堂 半七捕物帳 青空文庫
「猫に小判ということは聞いているが、これは鬼に小判ですぜ」「おれもそんな事だろうと思った」 兜の金銀をぬすんだ奴は、自分のふところに納めて置くことを避けて、ひと先ずこの面箱のなかに押し隠したらしい。
夜叉神堂 半七捕物帳 青空文庫
更に不思議と云えば云われるのは、彼が小判と共に二朱銀一個を面箱のなかに押し込んで去ったことである。
夜叉神堂 半七捕物帳 青空文庫
したがって、二朱銀は全部持ち帰ったものと思っていたのであるが、その一個は面箱のなかに落ちていて、偶然にもおぎんに発見されたのである。
夜叉神堂 半七捕物帳 青空文庫
所詮は面箱のうちに忍んでいた二朱銀一個が、手引きをしてくれたのであった。
夜叉神堂 半七捕物帳 青空文庫
首を送りこむ役は、門之丞にくだって、手紙をくわえた女の生首は、油紙にくるんで柳生の定紋うった面箱におさめられ、ただちに夜道をかけて妻恋坂へとどけられた。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
その面箱をゆすぶッて、中のコトリという音を聞いただけで、日本左衛門の六感は禁じえぬ欣びにくすぐられました。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫
」「ウム、床の間じゃ」「えっ、あんな所へ」「心配いたすな、兄上が大事にしている出目洞白の面箱の底へ、二ツに折って入れこんでおいた」 面箱が紛失している。
吉川英治 江戸三国志 青空文庫