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緘口

かんこう
名詞
1
標準
文例 · 用例
私はもちろん何事にかかわらず知り得たことは、早速読者諸君の前に提供することを、私の光栄ある本務と信じているが、しかし本件だけは、彼から固い緘口令が布かれてあったのであった。
コナン・ドイル 空家の冒険 青空文庫
その緘口令の解除となったのは、つい先月の三日のことである。
コナン・ドイル 空家の冒険 青空文庫
論敵や流行作家を緘口せしめることが何等かの絶對的意義を有しているかのように彼等は思いこんでいる。
平林初之輔 文藝運動と勞働運動 青空文庫
傾向 一九四五年八月以後戦時中緘口令をしかれていた綜合雑誌が急速に創刊、再刊された。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
今、緘口がとかれ、とかれたという感じは、まざまざとして、現にこうして堂々と新聞にこれ迄知られ乍ら語られなかった事実の一片が示されている。
宮本百合子 無題(十二) 青空文庫
松田文相に呼びつけられて、管下の美濃部派自由主義教授達に緘口令を敷いたと聞いているのは本当だろうか。
戸坂潤 社会時評 青空文庫
嘗て正造が自ら予言したごとく、その地方から鉱毒被害のこえを葬ることによって彼もまた緘口令を敷かれた感があった。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
戦争中の緘口の鬱積を一度にさらけ出した感があったが「この複雑なる腐敗の世の中に、十二通やそこらの質問で事が尽きるわけでない」と冒頭して絶叫した。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫