柘枝
柘枝
名詞
標準
文例 · 用例
書物よりの影響は勿論、日本の文人を動して、奈良朝に出入して、既に浦島子傳・柘枝傳に辿々しい模倣の筆つきで、我が國固有の神女・人間婚合の物語を書かしめた。
— まれびとの意義 『國文學の發生(第三稿)』 青空文庫
万葉集・懐風藻等を見ても、柘枝の仙女伝説がある。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
柘枝の仙女は、柘枝で作つた杖の信仰である。
— 折口信夫 『花の話』 青空文庫
日本小説の源流は、黒川真頼にも注意せられて、浦島子伝・柘枝伝が挙げられた。
— 折口信夫 『相聞の発達』 青空文庫
次の二つは、所謂吉野仙媛に関する者にして、之に題して、「仙柘枝歌」と云い、之に註して、柘枝仙媛云々と云えるは、吉野神女を仙に取なししなり。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫