真顔
まがお
名詞頻度ランク #28990 · 青空 400 例
標準
serious look (on one's face)
文例 · 用例
鬚がそよそよと伸びるのが肉眼でも判るほどだから、と真顔で教えたら、だまってしゃがんで僕の顎を皿のようなおおきい眼でじっと見つめるじゃないか。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
そうしてそれが、やがて大隅君のあの鬱然たる風格の要因にさえなった様子であったが、思いやりの深い山田勇吉君は、或る時、見かねて、松葉を束にしてそれでもって禿げた部分をつついて刺戟すると毛髪が再生して来るそうです、と真顔で進言して、かえって大隅君にぎょろりと睨まれた事があった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
」娘は、紅を塗ったような紅い健康そうな唇を舌でなめながら真顔になった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
「阿波十郎兵衛など見せて我子泣かすも益なからん」源叔父は真顔にていう。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
つかつかと行懸けた与吉は、これを聞くと、あまり自分の素気なかったのに気がついたか、小戻りして真顔で、眼を一ツ瞬いて、「ええ、毎度難有う存じます。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
」 与吉の真面目なのに釣込まれて、笑うことの出来なかったお品は、到頭骨のある豆腐の注文を笑わずに聞き済ました、そして真顔で尋ねた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
が、ふと、汗ばんだ赤ら顔の、元気らしい、若いのが、唇をしめて……真顔に成つて、「然うだ、然うだ、思ひつけた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
」 小笠原氏が、真顔で、胡麻髯の頬を寄せた。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
冗談を言ったのに、彼は真顔で聞いていた。
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嘘をつくときは、真顔を装うことが重要だ。
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彼女は真顔で、「もう帰る」とだけ言った。
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