生鱈
なまたら
名詞
標準
文例 · 用例
やがて門生たらむとする師なる君の著述を続刊する、皆名作の集なのであつた。
— 泉鏡花 『貴婦人』 青空文庫
石居は機を見て成善を官費生たらしめようと誓った。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
しかもその鳥打帽でどうしてそのような奇術を使う事が出来るかという事は、苟も東京の学生たらんもの片時も忘るる能わざる研究問題であるのみならず、地方に居る父兄のためにも実に見逃すべからざる参考材料であろうと信ずる。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
」「ほんとうよ、この先生たら、あんな顏をしてゐて仲々油斷がならないのよ。
— 牧野信一 『痴日』 青空文庫
」「まあ、先生たら今夜は何うなすつたの、ヨカナアン役者の声色見たいに……」 彼女は、わらつて小生の胸の中に顔を伏せました。
— 牧野信一 『女優』 青空文庫
この精神が彼を小学校を首席で卒業させ、またこの精神が彼を単なる意気地なしの代名詞である優等生たらしめることなく、またこの精神が今彼をして男らしく和歌子に自分の真情を打ち明けようといたさしめていた。
— 地に潜むもの 『地上』 青空文庫
ほんとに先生たら、水くさい方ね」 庄吉はマダムの部屋へ招じられて、もてなしをうける。
— 坂口安吾 『オモチャ箱』 青空文庫
先生たら、文士なんか、なんですかア、先生のお弟子なんて、みんな、こんなキチガイなんですのウ」「ハッハッハ。
— 坂口安吾 『お魚女史』 青空文庫