何ヶ月
なんかげつ
名詞
標準
how many months
文例 · 用例
僕は小学校を卒業したばかりで十五歳、月を数えると十三歳何ヶ月という頃、民子は十七だけれどそれも生れが晩いから、十五と少しにしかならない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
そのうへ、大道具小道具に要した金、練習場、會場に要した金、プログラムや切符に要した金、それらは會員達が何ヶ月もかかつて積立てた準備金の到底補充出來る額ではなかつた。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
とにかく私達が何ヶ月もかかつて計畫し努力した、恐らくは三高はじめての試演會といふものは蓋のあく前日に、生徒としての最後のもので脅かすことによつて、差止めになつてしまつたのである。
— 梶井基次郎 『『青空』のことなど』 青空文庫
第一に吉田が気付くのは吉田がその町からこちらの田舎へ来てまだ何ヶ月にもならないのに、その間に受けとったその町の人の誰かの死んだという便りの多いことだった。
— 梶井基次郎 『のんきな患者』 青空文庫
さては婆さんに試されたか、と一旦は存じましたが、こう笠を傾けて遠くから覗込みました、勝手口の戸からかけて、棟へ、高く烏瓜の一杯にからんだ工合が、何様、何ヶ月も閉切らしい。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
がとにかく、何ヶ月振りかのまつ枝の顔をみた記憶はある。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
何ヶ月ぶりの魚か、その魚は鰯(十尾九銭だつた)。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
何ヶ月振りの餡気のものかとちぎる手が震えた。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫