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県吏

けんり
名詞
1
標準
文例 · 用例
当時県吏の権勢は盛なものであった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
県吏の間には当時飲宴がしばしば行われた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
優が推薦した所の県吏には、十五等出仕松本|甲子蔵がある。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
某年に県会が畢って、県吏と議員とが懇親の宴を開いた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
「忠言却添郷友恨、直言猶招県吏疑――」と書いて行った。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
「身どもの国許のことででもござるのか」「さよう――」と堀は指につばをつけて罫紙の文字に目を走らせながら云った、「阿賀妻さん――ここに、失礼だが、あなたの足もとの、あなたの家中に、強制移民の無理がある」「県吏どもの申告が!
本庄陸男 石狩川 青空文庫
田舎には郡司、県吏もいるものを、そんな大それた群盗が、天もおそれず、山東の一角を占めておるなど、信じられんことではないか」「さ、それがですよ先生。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
――見ると、なるほど、押司の制服を着た一名の県吏が、今し役署の広庭をよこぎッて正門から出てくるところだった。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫