速記者
そっきしゃ
名詞
標準
stenographer
文例 · 用例
心中者の二人が死ぬ前に話し合った言葉などがさもそばで速記者が立ち聞きでもしていたかのように記録されていたりしたものである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
実は私の方でもあの通り速記者もたのんであります、ご答弁は私の方の機関雑誌畜産|之友に載せますからご承知を願います。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
科学者たらんとする者も、政治家たらんとする者も、また宗教家、あるいは、そこに(速記者のほうを、ぐいと顎でしゃくって、)いらっしゃる芸術家の卵にしても、まず第一に、武術の練磨に努めなければならなかったのに、うかつにも之を怠っていたので、ごらんのとおり皆さん例外なく卑屈である。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
(ぎょろりと速記者を、にらむのである。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
括弧の中は、速記者たる私のひそかな感懐である。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
(何も速記者に向って怒る必要はない)とにかく昔は、ほうぼうに山椒魚がいて、そうしてなかなか大きいのも居ったという事を私は信じたいのでございます。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
日によっては速記者も、おのずから襟を正したくなるほど峻厳な時局談、あるいは滋味|掬すべき人生論、ちょっと笑わせる懐古談、または諷刺、さすがにただならぬ気質の片鱗を見せる事もあるのだが、きょうの話はまるで、どうもいけない。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
速記者があっけに取られていると、二人は起ち上って、ダンスをはじめた。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
作例 · 標準
国会の会議では、速記者が議員の発言を一言一句漏らさず記録する。
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敏腕の速記者は、どんなに早い会話でも正確に文字に起こすことができる。
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彼女の夢は、将来速記者として働くことだった。
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