済関
せいぜき
名詞
標準
文例 · 用例
経済関係の見地だけから社会制度を決定しようとするのもその一つであろう。
— 寺田寅彦 『猿の顔』 青空文庫
本能としての愛で愛し合つてこそ其愛情が純粋さを保つのであつて経済関係が這入れば這入るほど鎖のやうなつながりに親子の間はなるのであるとかう信ぜられるのであります。
— 有島武郎 『農場開放顛末』 青空文庫
『しかしそれには矢張経済関係があるんでせう』かうその人は笑ひながら言つた。
— 田山録弥 『墓の上に墓』 青空文庫
そのほかに一定の経済関係がある。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
私たちは、生れおちると、否応なしに、一定の経済関係の中に入り込み、是が非でもそれに適応して住まねばならぬ。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
たとへば、元禄時代に江戸に生れた者と大正時代に東京に生れた者とは、同じ自然的環境に生れながら、まるで異つた経済関係の中に生活しなければならぬが如くである。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
かくの如く、経済関係を時代によりて変化せしめる根本の力は社会の生産力であると解せられてゐる。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
生産力が一定限度まで進むと、従来の経済関係が維持せられなくなり、より高度な生産力に適応する経済関係が生じて来るのである。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫