衣
きぬ異読 い
名詞頻度ランク #8068 · 青空 5822 例
標準
clothing
文例 · 用例
浴衣一枚の胸をハダケて、恐らく我々が来るまで、彼は頭をカカへてゐたに違ひなかつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
衣食住さへ足りればいゝ人達は、不景気にも関らず、昔日よりも元気でこそあれ落胆してゐるとは思はれぬ。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
衣食住さへ足りればよい人達は、不景気なれば、尚更ボヤボヤしてはゐられないといふので、景気のよい時よりも当然意志的になるのであらう。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
こちらはもともと観念といふものを必要としてをり、衣食住だけを全てだとは思はない人種だからである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
さらでだに観念を必要としない衣食住万能派等が、一層観念なので、遊戯としてさへ取上げなくなるからである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
衣食住さへ足りれば好い連中が、不景気のために一層意志的となり、それが世間一般の主調である場合、常識はまた一層のさばるのである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
然しもはや其処をさへ跳越えて、インテリ自身が、衣食住だけ足りればいゝ人達の人生観、所謂「ホガラカ」を以て、自分を律しようとするやうにさへなつてゐるのである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
けれども、自体インテリがインテリであるためには、衣食住の先のこと、換言れば観念を必要とし、それに就て仕事をする場合にインテリなのである。
— 中原中也 『作家と孤独』 青空文庫
作例 · 標準
「お雛様が纏う十二単は、幾重にも重なる衣の色彩美が平安の雅を今に伝えている」
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「古の歌人は、季節が冬へと移ろう気配を、風が衣の袖を吹き抜ける冷たさで表現した」
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「天女が松の枝に衣を掛けたという伝説が残るこの浜は、今も多くの観光客で賑わっている」
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