胸にくる
むねにくる
表現動詞-来る
標準
to have one's heart touched
文例 · 用例
と同時に、今まで自分の胸にくるめいてゐた不安や焦燥や苦惱が人力以上の物に支配されてゐるお前の生死に對して、何等の力にも何等のたしにもなり得ないやうな心持になつた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
彼には渡の氣持が直接に胸にくる氣がした。
— 小林多喜二 『一九二八年三月十五日』 青空文庫
真実のことは掴めませんでしたが、それでも、そうした場合、何だか一種異様な匂いが私の胸にくるのでした。
— 豊島与志雄 『食慾』 青空文庫
十七……愁いにしずむ私の胸にくるしい思いがむらがっている、思い出は言もなく私のまえに長い巻物をくりひろげる。
— ДУЭЛЬ 『決闘』 青空文庫
石がタクサンあるてえば、山の神だが、こいつァ庭石になるかねえ」 甚八はグッと胸にくる驚きを抑えて、「へえ。
— その七 石の下 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
すぐ感じとして胸にくる。
— 梅崎春生 『赤い駱駝』 青空文庫
こんな北の果てで、お眼にかかろうとは――俺は驚いたが、同時に、じーんと胸にくるものがあった。
— 高見順 『いやな感じ』 青空文庫
作例 · 標準
あの映画のラストシーンは、本当に胸にくるものがあった。
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彼女の真っ直ぐな言葉が、彼の胸にきたようだ。
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被災地の子供たちの笑顔に、多くの人が胸にくる思いだった。
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