三度の食事
さんどのしょくじ
表現名詞
標準
daily meals
文例 · 用例
その頃本郷の或る家に間借りして居た彼は、三度の食事にも缺乏するほどの貧しい身分で、金一錢の餘裕を見つけ、どこかで一本の西洋蝋燭を買つて來る。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
」ばあさんは、三度の食事毎に夫婦が食っている麦飯を、猫の飯椀に盛り上げてやった。
— 黒島伝治 『「紋」』 青空文庫
桂はここで三度の食事をするではないか、これをいやいやながら食う自分は彼の竹馬の友といわりょうかと、そう思うと僕は思わず涙を呑んだのである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
そしてその表現の効果の最も強烈なものは毎日の三度の食事と間食とのこくめいな記録である。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
何分にも、十六七の食盛りが、毎日々々、三度の食事にがつがつしていた処へ、朝飯前とたとえにも言うのが、突落されるように嶮しい石段を下りたドン底の空腹さ。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
其時一家四人、露骨に云ふと殆んど三度の食事も食ひ兼ねた。
— 三島霜川 『自傳』 青空文庫
子一人を頼りに、六十三にもなつて、三度の食事の仕度から八百屋豆腐屋の使ひまで、曲つた腰を延ばし、手づからせねばならぬやうな境遇にゐる母であつた。
— 石川啄木 『不穩』 青空文庫
「……しかし、其の後とも三度の食事、火なり、水なり、祠へ来て用を達してくれたのは其の男で。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
作例 · 標準
三度の食事と十分な睡眠は、健康の基本です。
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忙しい毎日でも、三度の食事はしっかり摂るようにしている。
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海外旅行中は、現地の三度の食事が大きな楽しみだった。
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