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石彫り

いしぼり
名詞
1
標準
文例 · 用例
そこには一糸も纏わないジュリアが、大理石彫りの寝像であるかのように、あられもない姿をしてタイルの上に倒れていたのであった。
海野十三 恐怖の口笛 青空文庫
ちょいちょいとして上げて、小さいことでも、快適とわかっていることを何一つしないで石彫りのコマ犬のように眼ばかりキロキロさせてひかえているお見舞というのは決して決して楽なものではないことよ。
一九四三年(昭和十八年) 獄中への手紙 青空文庫
仁和四年に菅原道真が讃岐の国守として赴任した折に大旱にあい、雨乞せしに大雨あり、国民狂喜したが、その際に滝の宮八幡の社前にあった石彫りの牛までが躍り出し、その為めに石の牛が首を打ったとて、現在でも首折れ寝牛というがある。
中山太郎 穀神としての牛に関する民俗 青空文庫
後藤雄次郎は鋳金家であるが石彫りはだめだらうと言はれたので、かれは即座に引受けた。
室生犀星 故郷を辞す 青空文庫
それに六尺ほどな板碑が、にょっきと建ち、台石となっている石彫りの大亀は、碑を背に載せて、千古、眠りより醒めず、といったふうである。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫