拡大鏡
かくだいきょう
名詞
標準
magnifying glass
文例 · 用例
その片隅の壁の付け根に坐った蒼白い、痩せ細った禿頭が、軒先からためらい流れて来る長い長い昼さがりの片明りの中に、黒い拡大鏡を片眼に当てがいながら、チロチロとよろめく懐中時計のハラワタをいつまでもいつまでも透かし覗いているのが、やがてコッソリ瞳をあげて、明るい往来を望み見る。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
」 と咳き、がっしりした、脊低の反身で、仰いで、指を輪にして目に当てたと見えたのは、柄つきの片目金、拡大鏡を当がったのである。
— ――(前題――楊弓) 『ピストルの使い方』 青空文庫
そう呟いて復一は皿と拡大鏡とを縁側に抛り出し、無表情のまま仰向けにどたりとねた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
吉川機関手は眼をむいて拡大鏡から前方を見詰めた。
— 佐左木俊郎 『汽笛』 青空文庫
拡大鏡がなくても、この通り鍵の穴に引っ掻いたらしい跡があるのが分かるでしょう。
— コナンドイル 『入院患者』 青空文庫
座る場所に拡大鏡とピンセットがあったので、帽子がこんなふうにつるされているのは、何か調べるためなのだろう。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
」「拡大鏡をあげよう。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
拡大鏡を通すと、多数の髪の切れ端が見える。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は新聞の細かい文字を読むとき、いつも年季の入った拡大鏡を取り出す。
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「へぇー、拡大鏡で見ると雪の結晶ってこんなに複雑な形をしてるんだ!」
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基板の微細なクラックを見つけるには、高倍率の拡大鏡による目視検査が欠かせない。
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ウィキペディア
拡大鏡 とは、ルーペ 、虫眼鏡(むしめがね)とも呼ばれるレンズで物体を拡大して観察する光学機器。凸レンズ(虫眼鏡のしくみ)か、フレネルレンズが使われる。
出典: 拡大鏡 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0