車行
しゃこう
名詞
標準
文例 · 用例
風が鳴っている三上山の麓を車行して、水無口から石部の宿を通る。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
火は防いだが、沮洳地の車行の困難は言語に絶した。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
人車に而|平福迄、当駅より小原迄、夫より坂根迄人車行。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
百千網巷巷に空車行く音もなくあはれ、今、都大路に、大真夏光動かぬ寂寞よ、霜夜の如く、百万の心を圧せり。
— 石川啄木 『詩』 青空文庫
橋なき川もありて、路惡しく、車行、人行よりもおそし。
— 大町桂月 『阿武隈川水源の仙境』 青空文庫
ほんの五六秒にして、汽車行きちがへり。
— 大町桂月 『多摩川冒險記』 青空文庫
それは不思議な、深夜の自動車行列だった。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
とあるのは、唐の杜甫の兵車行に、信知生男惡。
— 桑原隲蔵 『支那人の文弱と保守』 青空文庫