哀号
あいごう
名詞動詞-サ変
標準
moan
文例 · 用例
四月二十九日の午前二時、士民の哀号の声の中を西大門を出たのである。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
打てば血が流れ、その哀号の声はあたりの森に木谺して、凄惨実に譬えようもなかった。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
哀号、哀号、と叫び立てる声がやがて、うおーッうおーッというような声に変って行く。
— 島木健作 『癩』 青空文庫
彼らがひざまずいて祈りはじめ哀号しはじめると、皇帝ニコライは慈愛深い父たる挨拶として無警告の一斉射撃を命じた。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
回天の事業、独力を奈何せん……と人知れず哀号を唱えているところへ又、天なる哉、命なる哉と来た。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
果して、金椎が立去ったあとで、哀号の声がしきりに起りました。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その哀号を遠音に聞きながら、駒井甚三郎は人間の本能性の底の知れない不検束というものを、両様に感じないわけにはゆきません。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
御当人はああして哀号することによって、気分が改悔の誠意を見せているつもりか知らん、同時に同情の念を呼び起そうとつとめているのか知らん、見ている周囲にとっては、いよいよ滑稽と、侮蔑とがあるのみだ。
— 年魚市の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
わが子を失った母親の哀号が、静まり返った夜の病院に響き渡った。
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凄惨な事故現場には、助けを求める負傷者たちの哀号が渦巻いていた。
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突然の訃報に接した彼は、人目もはばからずその場に泣き崩れて哀号した。
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戦火に追われる避難民たちの哀号は、聞く者の胸を激しく締め付けた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
哀号とは、 人の死を悲しみ大声で泣き叫ぶこと。 朝鮮語の感嘆詞。(この場合「哀号」は当て字であり、本来漢字表記は存在しない。)→アイゴー
出典: 哀号 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0