詩篇
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文例 · 用例
僕の第二詩集「青猫」は、その惑溺の最中に書いた抒情詩の集編であり、したがつてあのショーペンハウエル化した小乗仏教の臭気や、性慾の悩みを訴へる厭世哲学のエロチシズムやが、集中の詩篇に芬々として居るほどである。
— 萩原朔太郎 『ニイチェに就いての雑感』 青空文庫
(たとへば集中「意志と無明」の篇中に收められた詩篇の如きこの傾向に屬してゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
集中の詩篇は、それぞれの情想やスタイルによつて、大體之れを六章に類別した。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
此等の章中に收められた詩篇は、概ね雜誌『感情』に掲載したものであるから、皆今から數年以前の舊作である。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
「愛憐詩篇」の中の詩は、すべて私の少年時代の作であつて、始めて詩といふものをかいたころのなつかしい思ひ出である。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
ともあれこの詩篇の内容とスタイルとは、私にしては分離できない事情である。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
「愛憐詩篇」と「郷土望景詩」とは、創作の年代が甚だしく隔たるために、詩の情操が根本的にちがつてゐる。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫
西暦一九二五年夏東京の郊外にて著者愛憐詩篇夜汽車有明のうすらあかりは硝子戸に指のあとつめたくほの白みゆく山の端はみづがねのごとくにしめやかなれどもまだ旅びとのねむりさめやらねばつかれたる電燈のためいきばかりこちたしや。
— 萩原朔太郎 『純情小曲集』 青空文庫