捉え方
とらえかた
名詞
標準
interpretation
文例 · 用例
ドラマの人物がどんな愚劣な人物であつても、そのセリフには、作者の批判と鋭い選択が加えられていなければならぬように、そのセリフを言う俳優も、その人物になりきるという意味は、そのセリフの言い方に、ちやんとした批判と、鋭いニユアンスの捉え方が伴つていなければ、それはまともなセリフとはいえないのである。
— 岸田國士 『ラジオ・ドラマ私見』 青空文庫
その捉え方が、主観的、感性的で、自分をも含めて客観された後に発現した感性とちがう。
— 坂口安吾 『由起しげ子よエゴイストになれ』 青空文庫
発想法も、表現の角度も、現実の捉え方も、全然ちがう。
— 坂口安吾 『我が人生観』 青空文庫
特に「人間」とか「世の中」とか「存在」とかいう言葉の分析と問題の捉え方とは、全くハイデッガーのものの考え直しであり、アナロジカルな拡張に他ならぬことが一見明らかだ。
— ――現代日本に於ける日本主義・ファシズム・自由主義・思想の批判 『日本イデオロギー論』 青空文庫
もし吾々の考え方に特有なものがあるとすれば、夫と田辺哲学とを区別する割合直覚的な条件は、第一にこの実践というものの捉え方の根本的な相違の内にある。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
社会に向かっては社会現象の機械的な捉え方となって現われる。
— 戸坂潤 『思想としての文学』 青空文庫
強制献金のための村の衆の集りに出て、アジ・プロしようという機会そのものの積極的なとらえかたは、間違った方法によって失敗に帰したのだが、僕というプロレタリア作家は、手紙のこの部分になると、階級的先進分子としてオルグ的活動と作家的活動とを、完全に分裂した実践として行っている。
— ――「亀のチャーリー」「幼き合唱」「樹のない村」―― 『一連の非プロレタリア的作品』 青空文庫
情景のとらえかたは極めてメロドラマティックで、このごろの大衆小説の一部にあらわれているヤミやものにやや近くなった。
— 宮本百合子 『予選通過作品選評』 青空文庫
作例 · 標準
同じ失敗でも、それを「挫折」と見るか「成長の機会」と見るか、捉え方次第で人生は変わる。
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彼の言葉を批判と受け取るか、期待の裏返しと受け取るかは、聞き手の捉え方に委ねられている。
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芸術作品の捉え方は人それぞれであり、正解がないからこそ多様な議論が生まれて面白い。
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