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類話

るいわ
名詞
1
標準
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文例 · 用例
さて『和漢三才図会』の著者が、〈けだし竜宮竜女等の事、仏経および神書往々これを言う、更に論ずるに足らず〉と結んで居るが、一概に論ずるに足らずと斥けては学問にならぬ、仍ってこれから、秀郷の竜宮入りの譚の類話と、系統を調査せんに、まず瑣末な諸点から始めるとしよう。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
『今昔物語』六に、天竺の戒日王、玄奘三蔵に帰依して、種々の財を与うる中に一の鍋あり、入りたる物取るといえども尽きず、またその入る物食う人病なしと見えるが、芳賀博士の参攷本に類話も出処も見えず、予も『西域記』その他にかかる伝あるを知らぬ、当時支那から入った俗説じゃろう。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
すべて賓国を乗っ取った話(『民俗』二年一報、予の「話俗随筆」に類話多く出づ)、また柳田君の『山島民譚集』に蒐めた、河童が接骨方を伝えた諸説の原話らしい、『幽明録』の河伯女が夫とせし人に薬方三巻を授けた話などを取り雑ぜた作と見ゆ。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
その肥長比売|患えて海原を光して、船より追い来れば、ますます見畏みて、山の陰より御船を引き越して逃げ上り行しつとあるを、この語の遠祖と言われたが、これただ蛇が女に化けおりしを見顕わし、恐れ逃げた一点ばかりの類話で、正しくその全話の根本じゃない。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
英国の弁護士で、笑談学の大家たるリー氏先年『百笑談』の類話を纂めたのを見ると、この型の話は伊、仏、独、英の諸邦にあれどいずれも十六世紀前に記されず。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
それより五百年ばかり後支那で出来た『笑林広記』に、類話二つを出し、一は蓮花を画き置くと、不在中に痕なく消え失せたり、夫大いに怒ると妻落ち着き払って、汝は不適当な物を画いた、蓮の下の蓮根は食える物ゆえ来る人ごとに掘り取り、蓮根枯れれば花が散るはずでないかとあり。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
高木敏雄君また前年この譚の類話を求められた時、予が答えた二、三の話を挙ぐると、まず蒙古の譚に、ある王の耳金色で驢耳のごとく長きを世間へ知れぬように腐心し、毎夜一青年にその頭を梳らしめ終ってすなわち殺した。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
熊楠いわく、この譚は回教国の物らしいが、類話は古く仏典に出て居る。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
作例 · 標準
日本の『桃太郎』に似た構造を持つ類話は、東南アジアの各地にも広く分布している。
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比較民俗学の講義で、異なる文化圏における類話の共通点と相違点についてレポートを書いた。
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